事業実施の背景・目的
東北の観光は東日本大震災により甚大な被害を受け、全国的なインバウンド拡大の流れから大きく後れを取っており、継続的な「TOHOKU」の情報発信が必要となっていました。こうした中、2019 年、2020 年と国際的なビッグイベントの開催が予定されており、東北地方においても一部競技が開催されることとなっており、幅広い層の人たちに東北の認知度向上や東北の冬のブランド化を促進すること、また東北全体で訪日外国人旅行者、選手、観客を歓迎するムードを作っていくことが必要であり、本事業ではそれらを図ることを目的としました。
加えて、東北の現状について正確な情報発信を行うことにより、依然として残る風評・不安の払拭も図りました。
鳴子こけし絵付け体験 なりきり体験
ようこそ東北へ! 鶴ヶ城
事業の具体的内容
「TOHOKU」の情報発信として、東アジア、東南アジア、欧米豪より夏から冬にかけて著名なインフルエンサーおよびメディアを招請し、東北の四季や新たな魅力、風評被害払拭につながる情報をSNSや動画投稿サイトを活用して幅広く発信しました。冬の海外からの東北旅行商品を増やすことを目的に旅行会社を招請し、商品造成に繋がる商談会等も実施しました。その他、空港発着の二次交通や、空港で配布されるMAPメディアを通して、「旅ナカ」での東北の魅力を発信するプロモーションも行いました。また、おもてなしBOOKの作成や、外国人旅行客のおもてなしに精通した講師を招いて「TOHOKU」おもてなしフォーラムの開催を行い、東北ならではのおもてなしを学ぶ機会の提供による受入環境整備も行いました。
教育旅行関係者の招請等においては、台湾・中国からの学校関係者招請と、台湾でのセミナー開催及び学校訪問により、東北への教育旅行誘致にも取り組みました。
教育旅行の宣伝 おもてなしセミナー 冬の東北商談会