日本遺産「百世の安堵」でブランド化~住民による自主的なまちづくりを目指して~≪【広川町】日本遺産「百世の安堵」総合活用活性化事業≫ | 日本旅行 地方創生推進室

日本遺産「百世の安堵」でブランド化
~住民による自主的なまちづくりを目指して~
≪【広川町】日本遺産「百世の安堵」総合活用活性化事業≫

事業実施の背景・目的

2018年5月、和歌山県広川町の防災遺産「百世の安堵」が日本遺産に認定されました。「百世の安堵」という名称は、安政元年(1854年)の津波被害から多くの人々を救った濱口悟陵の言葉「築堤の工を起して住民百世の安堵を図る」から付けられたものです。
この認定を機に、広川町を訪れる観光客に日本遺産認定ストーリーや構成文化財について理解を促すため、広川町ならではの素材を活かし、訪問者と住民との対話や体験を共有する観光を通じたまちづくりを本業務で行いました。このまちづくりを継続することで、住民の自主的な地域づくり活動への参加を促進し、さらなる観光客との質の高い交流、地域産業への波及を促し、地域の持続的活性化につながるツーリズムを目指しています。

事業の具体的内容

本業務における具体的取組としては、広川町創生のために必要となる調査「日本遺産ターゲット選定等嗜好性調査」を行い、地域の観光を活かしたまちづくりへの課題、イメージの共有化を図りました。
また、日本遺産を活用し、活性化を図るため、ブランディングを意識した日本遺産PRホームページの制作及び日本遺産ロゴマーク・キャッチコピー制作を行いました。
さらには、日本遺産のストーリーと構成文化財についての日本遺産ガイド養成研修を開催し、ホスピタリティマインドやガイドテクニックの向上を図りました。

事業の成果と今後の展望

本事業を通じて、濱口梧陵の偉大さ、広川町の防災に関する意識の高さを感じることができました。一方で、地元住民の方々までは防災意識が浸透していない事実を知りました。現地に訪れる方も決まった施設にしか訪問していない(できない)ため、二次交通を含め周遊できる仕組みが必要であると考えます。
また、3年間の日本遺産ガイド養成講座で現地研修・外部講師のレクチャーを受けた「日本遺産ガイド」が新たに立ち上がり、より一層迎え入れる体制を整えることができました。
今後は、教育旅行、インバウンドだけでなく防災を絡めた防災キャンプや、インスタ映えを狙った商品開発など、滞在型コンテンツ作成により魅力を伝えることができれば、個人やファミリーなどターゲット層を広げた訪問促進に期待できると思っております。